一般財団法人 日本書道美術院
日本書道美術院とは
歩みと活動内容
本院は戦後混乱さなかの昭和20年12月に全国に散在していた書家を結集して、結成された書道の総合団体です。
翌年の7月には「再建総合書道展」(第1回日書展)と銘打って、東京都美術館において戦後初めての書道展を開催いたしました。昭和23年には、書道の「日展」参加や「毎日書道展」開催に尽力し、毛筆書写書道必修への運動(昭和40年)、全日本書道連盟への改組、編成への努力(昭和48年)等々、本院の活動において、書道界へ多くの貢献を残し、歴史ある書道団体として高い評価をいただいております。
主たる事業は、「日書展」、「秀華書展」、「日書美教育部展」、「全国競書大会」、「書道教養講座」の開催、および機関誌「書道美術」「みんなの書」の発行などであります。
特に「日書展」では、当初の漢字・かな部門に加えて新書芸部を昭和29年に創設、書壇に新傾向の運動を興しました。また、現在本展の最高賞であります「サンスター国際賞」は、日本の数多い書道展のなかで唯一、国際賞として位置づけられており、斯界において権威ある賞として認められています。本展は東京都美術館において毎年1月4日~10日まで開催され、新春恒例の一大書道展として斯界の注目を集めています。
本院はこれからも日本の書道文化および書美術の普及向上に関する諸事業を行うとともに、書写、書道教育の振興を図り、わが国の書道文化の発展に寄与することを目的として努めてまいります。
組織概要
<団体名>
一般財団法人 日本書道美術院
<所在地>
東京都千代田区神田小川町3丁目2番2号
<事業内容>
① 書道に関する展覧会の開催
② 書道に関する講習会・講演会の開催
③ 書道に関する調査・研究
④ 海外における書道の普及・振興
⑤ 機関誌の発行及び書道に関する出版物の刊行
<所管>
内閣府
沿革
昭和20年12月 8日
朝日新聞朝刊に「書道家へ」広告掲載 日本書道美術院創立
昭和21年 4月
「財団法人 泰東書道院」と正式に合流
昭和21年 7月27日
「再建書道展(第1回日書展)」東京都美術館にて開催
昭和22年 6月14日
「財団法人 泰東書道会」を継承し、文部省(当時)より認可を受け
「財団法人 日本書道美術院」に名称変更
昭和31年 3月30日
飯島春敬理事長 就任
昭和31年 5月10日
機関誌「書道美術」創刊
昭和31年 8月11日
第1回「全国競書大会」東京都美術館にて開催
昭和32年12月20日
機関誌「みんなの書」創刊
昭和39年 4月28日
第1回「日書美秀華展」開催(東京・銀座画廊)
(※第5回展から「秀華書展」に呼称変更)
昭和54年 5月25日
第1回「書道教養講座」開講
昭和54年 9月 6日
日本書道美術院海外「シアトル」展 開催
平成 8年 1月22日
飯島春敬理事長 逝去
平成 8年11月23日
飯島敬芳理事長 就任
平成14年11月23日
飯島敬芳会長 就任、飯島春美理事長 就任
平成18年 3月 5日
飯島敬芳会長 逝去
平成25年 1月 4日
第67回「日書展」 開催
※新装なった東京都美術館にて2回展ぶりに開催
平成25年 4月 1日
内閣府より一般財団法人の認可を受け、「一般財団法人 日 本書道美術院」になる
平成28年 1月 4日
第70回「日書展」 開催
平成28年 5月23日
飯島春美会長 就任、鬼頭墨峻理事長 就任
平成28年11月11日
飯島春美会長 逝去
平成29年10月20日
日書展70回展記念「日本書道美術院 シンガポール展」開催
令和 2年 1月4日
第74回「日書展」 開催
令和 2年 6月22日
鬼頭墨峻会長 就任、大谷洋峻理事長 就任
令和 6年 1月4日
第78回「日書展」 開催